新型コロナウイルスワクチンについて

日本の2021年5月12日時点でのコロナウイルス感染による死亡者数ですが、(カッコ内は検査陽性者に対する死亡率)

20代 3人(0.0%)

30代 19人(0.0%)

40代 83人(0.1%)

50代 224人(0.3%)

60代 728人(1.3%)

70代 2344人(4.8%)

80代以上 6408人(13.2%)

とやはり高齢者の死亡率が高いことが言えます。

こうしたデータを考えると高齢者は特に打った方がいいですよね。

当然、感染拡大を防ぐためには集団免疫による感染拡大予防効果を考える必要があり、できる限り多くの方が接種をするべきと考えていますが、高齢者の打つメリットは特に大きいと思います。

ワクチンは有効率95%とか言われていますが有効率の計算方法もわからないし、数字だけ言われても良くわかりませんよね。

ワクチン接種した人の中で接種後に感染した人の割合/偽薬を接種した人の中で接種後に感染した人の割合x100で出しています。(正確には接種後の時間経過も加味した人年で計算していますが。)

つまり有効率95%という事は感染しにくくなる効果が高いという事を意味しています。

感染する可能性が低くなることは感染した場合の死亡率が高い高齢者にとっては命を救うことに直結すると思います。

副反応の頻度は多いとの報道がされていますが、死に至るような副反応の頻度は低いと思います。(軽度の副反応、発熱、倦怠感や局所の痛みなどが多いことは事実だと思いますが。。)

一宮市では集団接種の受け入れ人数が増えますし、当院でも少しずつキャンセルは出てきておりますので打つことはできると思います。(時期が少しくらい遅くなってもいいというのであれば確実に接種はできます。)まだ悩んでいて打つか決めきれてない人や接種をしない方向で考えていた方もメリットは大きいですので考えていただくと良いと思います。

6/7からいよいよ一宮市の診療所でも高齢者の接種が始まります。

当院ではできる限り多くの方に接種を受けていただきたいとの思いから時間当たりの接種人数を多めに設定しています。うまく接種が進むようにスタッフ一同準備を重ねてまいりましたが、今までにないことですので不手際があるかもしれません。ご容赦いただけますと幸いです。

日々改善を重ねてスムーズに多くの患者さんに接種が勧められるよう調整していこうと思います。